こんにちは。
札幌市中央区桑園美容室スエシカのウカエです。
今日はカラーの色持ちについてブログを書こうかなと思います。
いつも真面目なことしか書いてないですが、今回はタメになるかと思います。頑張って書いたら、非常に長くなりました。。。汗
お時間がありましたら、最後まで読んでいただけると幸いです。
日本は過去にヘアカラーブームの影響もあり、7割近くの人がヘアカラーの経験があるとされています。
現在進行形で考えても30代から50代ぐらいの方は、今でも7割くらいヘアカラーをされていると思います。
美容室でヘアカラーをするのはもちろんということで話を進めさせていただきますが、まず第一にトリートメントを一緒にされた方が当然持ちは良くなります。これはなんとなく想像がつきますよね??
髪の説明からしたいんですが、一般的なヘアカラー(ブリーチ、白髪染め含む)は下の画像の、毛皮質(コルテックス)という部分に含まれるメラニン色素(髪を黒くしている部分)を壊して色が染まったり、めちゃくちゃ壊すと金髪になります。
※ブリーチはメラニン色素をめちゃくちゃ壊すので、それ相応のダメージを負います。
ヘアカラーは、次の画像のように作られています。
1剤と呼ばれる色の原料と、2剤の過酸化水素水。この二つを混ぜて起きる化学反応熱で髪のメラニンを壊し、髪の色を明るくします。
なので、お店によっては、加温センサーで温めたりします。これは、反応を促進させるためですね!これによって薬剤の効きが良くなります。
ラップをするのも同じで、熱を逃がさないためです。
そのあとに、空気中の酸素を取り込んで酸化重合が起きて、目に見える形で発色します。だから、空気中の酸素と結合させるために、ラップを外します。
塗布から発色までの流れ。。。
髪の表面はキューティクルで守られています。
CMなどで耳にすると思いますが、構造はタケノコの皮みたいになっています。
普段、皮と皮の間は閉じていますが、濡れた状態やアルカリに傾いている状態の時は、それが浮いて開いています。
カラー剤はキューティクルをぶち破って、内部へ浸透しているわけではありません。笑
アルカリ性に傾けてキューティクルを開いて浸透していくのですが、発色が終わってもアルカリの働きによってキューティクルが開いたままなんです!
終わったら閉じるものではありません。これはパーマにも言える話です。
で、この残留アルカリが悪さをしているんです!
せっかくカラーをしても、このアルカリが髪に残ってしまっているせいで、カラーの色落ちが早くなってしまうのです。
なので、昔からカラーをした日は、シャンプーをしない方がいい。という話になってきます。
やっと、ここまできました。笑
長かったです。みなさん、わかりましたか??
一週間ぐらい経つとヘアカラーの臭いが薄れてくると思いますが、空気中の酸素でより酸化して、アルカリ性から弱酸性へ傾くからです。ここまでくると、カラーが安定して持ちが良くなります。
自宅でできる対策としては、
1.温めのお湯(38度くらい)で、洗うことをお勧めします。キューティクルが開くのを抑えるため。
2.ドライヤーやコテを、使いすぎない。髪の内部の水分を奪いすぎると、色が抜けやすくなります。髪の長い女性の場合、2つに分けて乾かしたり、冷風を使うことをお勧めします。
洗い流さないタイプのトリートメントは、この熱から守る働きがあるので、使うことをお勧めします。
3.ラウレス硫酸naなどの、高級アルコール系シャンプーの使用を控える。
簡単にいうと、カラー専用のシャンプーの使用をお勧めします。あとは、担当の美容師さんに相談してみてください。
毎日使うものだからこそ、化粧品と同じようにこだわることをお勧めします。
4.色は落ちるものだとわかって、初めから濃く染める。
または、色素が定着しやすいように短期間(色が抜けきる前)に、カラーをする。
最近よく目にする、濃いブルー系のカラーなどは、この方法です。
大切なのはキューティクルをいかに傷つけないかってことですよね。ダメージ抑えられますし。
ちょっとした意識で変わりますので、みなさんもやってみてください。
ぜひぜひ、ご来店もお待ちしてますよー!
最後までおつき合いいただき、ありがとうございました。
※当店のトリートメントは、炭酸泉やいろいろな商材を使ってアルカリを取り除き、髪の内部に栄養を入れるような仕組みのものを採用しています。
ぜひ一度、体験してみてください。おすすめします!!